シリーズ『その時、遮熱は動いた』①2017.04.30
青々とした緑がキレイな季節になりましたね。皆さん、お変わりありませんか。
Techno Home Aizawaのカール・シュヴァルツシルトこと相澤です。
さて、今回から数回に分けて、我がTechno Home Aizawaの根幹とも言うべき「良好な住環境」について、
「なぜ断熱ではなく遮熱なのか」を踏まえて説明していきたいと思います!!(別にネタが無くなったわけではないよ)
まず、「遮熱」について説明する前に、基本的なところの「熱の移動」について今回は説明します(*^^)v
水が高い所から低い所に流れるように、熱も常に高い所(高温側)から低い所(低温側)に移動しています。
逆方向に流れることはないんですね。
そして、ここからが大切な事なのですが、熱が移動するには3つのプロセスがあります。
1、伝導
熱が物質を伝わって高温側から低温側へ移動する現象です。
スプーンの端っこをライターで炙るといずれ持っていられなくなるヤツですね(^_-)-☆
建築では主に構造躯体(柱や壁など)がこの物質にあたります。
2、対流
熱が気体や液体など、流体の循環によって移動する現象です。
フラスコの中の水を温めるとおこるアレですね(*^^)v
建築では空気による対流熱移動がメインで、室内の壁際とかの熱移動ですかね。
3、放射(輻射)
熱が物体から他の物体へ直接、電磁波の形で移動する現象。
焚火に手をかざすと「あったかいんだからぁ~♪」(まだ、一周してないかな…)のヤツですね(T_T)
実は、建築ではこれが一番厄介なんです。
以上が、熱の伝わる三要素です。基本中の基本で、「良好な住環境」を造るために
まず理解しないといけない事なんです(^_-)-☆
次回は、輻射熱についてなぜ厄介なのか。
建築においての熱の伝わる三要素を踏まえて、建築目線で説明しますね。
では、また(*^▽^*)